程度の差ってのを学びました。
時間を守らない日本人なんていくらでもいます。けど、中国人を相手にする時、相手も同じだと考えると必ず失敗するでしょう。中国人じゃ対象にならない?なら、インド人でもいいですよ。これは偏見でもなく、お国柄ともいうべき『程度の差』です。
そう。
異文化がどうこう言う時、この程度の差に注目すべきなんです。
日本人は信号を守る?
いや、信号を守らない日本人もいます。けど、その『程度』は?
海外と比較すればはっきりします。
ベトナム人に「赤信号では止まりましょう!」と教える。
このルールはベトナムでも同じこと。
けど、程度の差を考えると、ベトナムではお目こぼしになるレベルでも日本では許されないんです。
この『程度の差』ってのがやっかいで、人によってレベルは違います。
「相手をぶん殴るくらいいいじゃないか!」
と考える人間もいれば、
「絶対に暴力は良くない!」
と考える人間がいるのもその一つでしょう。
「相手をぶん殴るくらいいいじゃないか!」
と考える人間もいれば、
「絶対に暴力は良くない!」
と考える人間がいるのもその一つでしょう。
ある政治家が「ユダヤ人はこの世の悪だ!だから、この地上から抹殺されなければならない!」なんて公の場で発言したら?大問題になるのは明らかです。大問題どころか、その場に居合わせた人間は、黙って席を立ち、退出することでしょう。それはこの発言の問題の重さを理解しているからです。
では、「会議に女が入ると時間がかかってしょうがない!」という発言は?
この問題の重さの理解が、正に『程度の差』を表していると思います。その場に居合わせた人間は退出するどころか笑い声が出た、これって大問題だと思うのですが、世の中にはそうは考えない人間が大勢いるようです。
人間なら誰だって考えることです。男が女性を馬鹿にする、女が男性を馬鹿にする、こんなこと誰だって思う時があるでしょう。
「そんなことはない!」
なんて言うのは、
「私は生まれてから今まで嘘をついたことが無い!」
って嘘をつくようなもんです(笑)。大学の教育学部にでも入って「教育発達学」を学びましょう。
けど、自分の立場、発言の場によっては許されないんです。
東京都知事が会議を欠席している姿を批判する人たちがいます。その人たちにとって、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の女性蔑視発言は「その程度」でしかないんでしょう。発言の問題の大きさが理解できない感覚の持ち主なのでしょう。
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