言語知識を問うだけの『日本語能力試験(JLPT)』ですが、12月の開催も危ういようです。
7月はコロナ禍で中止となりましたが、ウィズ・コロナで、コロナ禍への対応にそれなりに慣れてきた日本社会の状況を鑑み、なんとしても開催したいのでしょうが、肝心の試験会場の確保に苦労しているとのこと。

https://info.jees-jlpt.jp/other/20-2%E7%94%B3%E8%BE%BC%E9%96%8B%E5%A7%8B%E6%97%A5%E5%BB%B6%E6%9C%9F%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.html

もう、今年は仕方ないんでしょうか。

因みに、『日本留学試験(EJU)』の方は、既に海外での実施を見送った国もあるようで、大丈夫なのでしょうか。

https://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_j/eju/index.html


どう考えても語学の基本である4技能を問わずにただ言語知識だけを問う日本語能力試験は役に立たないと思うのですが、未だに需要があるため、というより、これ以外、めぼしい日本語の試験が無いため、外国人にとってはひとつの目標となっていますが、常識で考えて、36年前に生まれた言語知識を問う試験が、実践的であるなんて思えませんし、歴史が長いから優れた試験だなんてこともあり得ません。にも拘らず、未だに日本語教師の中にも『信者』がいて、この偽造証明書作り放題の語学検定試験が行政機関にすら幅を利かせています。
中止にでもなって、もう一度、考え直した方がいいと思うんだけど。

まともな語学教師のベテラン日本語教師に諸氏に聞きたいんだけど、日本語能力試験のN4がCEFRのA2だと思いますか?
そもそも去年(?)の日本語教育能力検定試験にも、日本語能力試験がCEFRに対応していないことを回答する設問がありましたよね?
無理やりのこじつけで動いている状況を何とも思わないんでしょうか?
…って、だからこそ文科省(文化庁)が新しい日本語能力の基準を作っているんでしょうが、それまではまだまだ幅を利かせるんでしょうね。

日本語能力試験のN1を持っているとかいう留学生が、日本の有名大学に進学をしたいと言ってきました。なので、その大学の入試の過去問題を解くように指導しました。
解いてきた解答を見ればどんな日本語教師でも理解できるでしょう。
これでも ↓ やらせてみてください。
https://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/past-test/



【日本社会全体へのメッセージ】
日本語能力試験の成績証明書は簡単に偽造できてしまいます!
また、日本語能力試験は日本語の知識を問うだけで、実際に日本語が出来るかどうかの証明ではありません。
試験内容は、ほぼ昔の日本人の英語の試験のように、読解、文法、単語、リスニングといった『受容(理解度)』を測る試験になっています。
よって、会話が出来るかどうかなんぞ二の次なんです!
こんな試験の結果など真に受けず、会って確認しましょう!
入学試験就職試験の際は、書類審査だけで判断するのは止めましょう!




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master mimi