…って確かにはっきりと「これらの試験はCEFRに対応(準拠)しています」とは言ってませんよね。
(他に試験がないから)これらをCEFR-A2とする、って感じですよね。
けど、CEFRってはっきり言ってますよ。
『これは言語知識を見るのではなく、言語実践力を見る』って。
その参照基準だって。
にも拘わらず、法務省と文科省は、日本語の検定試験をCEFRに対応させるってことで基準を設けました。
全世界に恥をさらしてるとしか思えないのは、ミミーだけでしょうか?
悪質日本語学校を締め付けるため、告示校抹消基準として『CEFR-A2』という基準を設けました。
ニュースで、新しい基準を設ける!と流れた時は、「まじっ!!!?」ってなったかと思います。
そして、この『CEFR-A2』が示された時は、「はぁ!!!?」だったと思います。
さらに補足として『外部試験での証明』と書かれていて、「おぅ、まぃ、がっ!」だったと思います。
…って、まともな日本語教師なら!!
何も知らない日本語狂師なら、知らないことを知らないと言えず、口から出まかせを言うんでしょうが、まともなら、というより、まともに日本語教師養成講座を受けたなら、この御上の指定がどれほど出鱈目なものかすぐに分るでしょう。
くどいようですが、CEFRって言語知識ではなく、言語の4技能を使った実践力、コミュニケーション力を見るんです!
にも拘わらず、堂々と「言語知識」などと言って、「受容」しか問わない日本語能力試験(JLPT)を始め日本語の検定試験をCEFRだなどと言ってるんです。
他に試験がないから?
だったら、CEFRを外部試験で証明しろ!などと言う前に、証明できる外部試験を作るのが先でしょう。
いい加減、日本語能力試験(JLPT)がCEFRで測れるなんて馬鹿なことを言うのは止めましょう!!
…って流れを見れば、これは明らかに安倍内閣の思惑であることが分るでしょう。
安倍首相の自民党は、今後5年間で人手不足のうち34万人を外国人労働者で補う!と公約し、去年の参議院選挙で圧勝しました。そして、賭博罪に問われない黒川検事長たちが特定技能のビザを設け、その特定技能の日本語能力を『CEFR-A2』としたことからも、はっきり分かるでしょう。
外国人からの労働搾取を急ぐあまり、ろくな語学教育もできない日本語教育業界を完全無視して、政策ありきで進んでるんでしょう。
だれもおかしいと感じないのでしょうか。
けど、このコロナ禍。
人手不足?
はい。
農業の(出稼ぎ)研修生や一部ではまだ困ってるんでしょうが、アルバイトを失って困ってる留学生の方が多いと思います、って正確な統計を取ったわけではないですが、少なくとも、ミミーの卒業生、在校生は困ってますよ。
公認日本語教師?
そんな話、どこへ行ったの?という状況です。
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