法務省告示校、いわゆる、日本語学校にいる外国人留学生に進学指導する際、その留学生がどんな学生なのかがわかってしまいます。
「日本はぁ~経済がぁ~すごいぃだからぁ~」
こんな留学理由を口にする留学生にどんな指導をすればいいのでしょうか。

まずは常識で考えてみましょう。
日本人が海外留学する時、普通は目標をもって留学します。これをご覧の皆さんも、これからお金を貯めて海外留学しようとするなら、当然のごとく目標をもって留学し、留学先では授業中居眠りなどせず、授業がクソだったらクレームもつけ、必死になることでしょう。
けど、もうかなり前からそうですが、「日本がつまらないから」「日本社会では惨めな人生しか歩めそうもないから」、海外(又は沖縄)へ逃げるという若者が増え、今も尚、そんな若者が沢山います(ミミーの本業から)。「うちの留学生はこういう日本の若者と同じで何も考えていない」と切り捨てるならそれまでですが、私自身、中国を放浪した時、三国志が好き、という以上に、他の『何か』を求めていました。

その何か、って何でしょうか?
それはずっと後になってから気づいたのですが、『自由』でした。

自由
はい。言うならば『心の自由』です。

若いうちって、何かと思考が固まってしまうんですよね。
目標を見つけて突き進む、その目標が達成されれば、また新しい目標を見つけて突き進む。けど、途中で壁にぶつかって止まってしまう。そんな時、必要となるのが『心の自由』『自由な思考』なんです。
理屈はそうだけど、この『心の自由』って、なかなか難しい。
そんな状況を打破しようと、ふらりと言葉も通じない異文化世界に乗り込んでみる。すると、そこではあらゆる知恵を絞って全身全霊でぶつかって生き延びようと必死になる。そんな中から『自由な思考』『心の自由』が生まれてくる。いや、これを身につけなければ生きていけない。実際に旅行者だの斡旋会社だのが1から10まで面倒見てくれるツアーだの留学(遊学)だのではない海外旅行、海外留学をしてみればわかるでしょう。表面上、楽しんではいても、本当に緊張の毎日であることを。
これを『武者修行』なんて呼ぶ人もいるけど、そう、『心の自由』を得るため若いうちの苦労は買ってでもしろ、だの、可愛い子には旅をさせよ、だのの発想になるんだと思います。

では、無意識のうちに『自由』を求めて留学してきた彼らに、私たちは何を教えるんでしょうか?
はい。
日本語学校なら日本語を教えるのが当然でしょう!
それも、一般の日本人が勘違いして教える次元の話ではなく、ちゃんとした養成講座を出てきちんと指導できる日本語の指導を。けど、それ以上のモノを与えてやるのも学校の、日本語教師の使命だと思います、…って文科省(文化庁)もちゃんとそこら辺、言ってます。

初級日本語すら教えられない日本語狂師はとりあえずシカトして、スキルを身に着けた日本語教師は何を教えろというのでしょうか。
そう。
上の文書では抽象的ですが、いわゆる『希望』を与えるんだと思います。

「日本はぁ~経済がぁ~すごいぃ~だからぁ~」
だの
「日本はぁ~技術がぁ~すごいぃ~だからぁ~」
の留学生たちに『何がすごいのか』を具体的に教えれば彼らは『希望』を見出すことでしょう。それでも見いだせないなら、それこそただの『偽装留学生』、偽造書類だの虚偽の書類だので在留資格を騙し取った在留資格不適格者でしょう。

経済がすごい?
なら、実際にどれくらいすごいのか、一般的な年収を教えてあげましょう。
もちろん、格差社会の底辺にいる派遣労働者や日本語教師(自虐・笑)など見本になりません。一般社会人の収入、特にボーナスの話をしてやれば驚きます。
で、思い知らせてください。
『学生』の身分でタクシーなんか使うな!と(笑)。
これは海外でも同じなのですが、日本に来ると『学生は貧乏な身分』だと気付かないんですね。理由は簡単で、彼らの経済価値で日本経済を見るもんだから、彼らの国の貨幣の数倍もの価値がある貨幣(日本円)を手にした時、それが貧乏学生の収入であると実感できない、だから、周囲の物価もそれだけの値段がするということに気づかず、勘違いしてしまう。
私が日本語教師を始めた頃の韓国人留学生など、「日本は、国は豊かだけど、国民は地獄のような生活をしている!」とマインド・コントロールされた韓国人留学生ばかりで、彼らがアルバイトをして手にする収入が『証拠』にされちゃってました(笑)。で、タクシーがやたら高い話をしてきて、「なら、君たちの国の学生は、頻繁にタクシーを利用するのか?」と聞くと、「移動手段は全てタクシーだ」などと嘘をつく始末(爆笑)。韓国に行ったことがあればそうでもないってことぐらい簡単にわかってしまうのに、マインド・コントロールされた韓国の若者には、その程度のことすら理解できなかったようです。
はい。
ここら辺、ちゃんと教えてあげましょう!
日本は、学生『ごとき』が家族を養えるほど甘い社会ではない、ということを。
在留資格『留学』の外国人が『子づくり』するなら、『資格外活動』が必要ってことにしろ!って、何度口にしたことか(笑)?
そこら辺、日本語狂師も感覚が麻痺しているようで、彼らに同情する自分に酔いし入れ現実感覚が麻痺し、日本社会を異常扱いするようです。って、常勤の先生はそうでもないんですが、非常勤のうち、世間知らずのおばさん先生なんぞその種類です。
現実見ろ、ってね(苦笑)。

そう。
需要と供給のバランスで物価が決まるって、中学校で教えるような常識すら麻痺している彼らに教えなければなりません。
タクシーが高い?
はい。その高いタクシーを利用するのは学生ではなく『社会人』と呼ばれる人たちで、その社会人と呼ばれる一般の人の収入を教える必要があるのです。
そして、『日本で就職する』とはどういうことなのかを教えれば、次の段階へと進めるでしょう。



juyoutokyouku




技術がすごい?
はい。
この記事を打ったのは、たまたまNHKを見ていたからです。
はい。
こういうこと教えてあげようよ、って感じです。


首都高、山手トンネルの『中野坂上』の話なんか、熱くなります。
…って、もちろん、学生を熱くさせられる指導力がなければ全く意味がありませんが(笑)。

う~ん。
ミミーもユーチューバーにでもなって、授業を動画公開するかぁ~(苦笑)?



眠いので寝ます。

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master mimi