資格外活動を手にしたうさぎは、早速、バ・イートを探しました。
しかし、なかなか良いバ・イートが見つかりません。
電話をして問い合わせをしても、月本語がよくわからないうさぎには、ろくに話も出来ません。
それどころか、バ・イート先に提出する履歴書すら書けないありさまでした。
一生懸命、辞書を引きながら履歴書を書くのですが、今更ながら、自分の月本語力のなさを嘆くうさぎでした。
ようやく書けた履歴書をもって、バ・イート先の面接に行くのですが、その面接の指示すらろくに理解できません。
月本語学校へ通う傍ら、バ・イート探しに明け暮れる日々を送ったのでした。
何日かしたある日、ようやくバ・イート先から採用の返事が来ました。
うさぎはうれしくてうれしくてたまりません!
張り切ってバ・イート先へ行くと、そこは水産加工工場でした。
缶詰にする水産物を仕分けする簡単な仕事でした。
うさぎがバ・イートを探した理由は、月本語で生の会話ができるからという理由でした。
けど、水産加工工場では、ベルトコンベアーで流れてくる水産物を仕分けするだけの仕事です。
月本語を話すチャンスはありません。
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