マスターミミ―は、もともと学習塾の先生でした。
その後、予備校の先生になりましたが、そんなミミ―が日本語学校に入ったのは、上海事件の影響が残る日本語教師氷河期でした。
履歴書を送っても落ちまくり、それでも関心があったミミ―は、何とか日本語教師になることが出来ました。
ところが、そこで驚いたのは日本語教師、学習者の評価の仕方がいい加減だったんです!

まぁ、ミミ―が入ったその学校がいい加減だったのかもしれませんが、でも、他の学校から来た日本語教師もいい加減でしたし今も変わりませんから、他も大して変わらないんじゃないかと感じています。

日本語教師の評価法、なんと!担当者がただ何となく主観で学生の日本語力を評価していたのです!!
これは、正に驚き桃の木山椒の木!です。ブリキに狸に洗濯機です!

その評価の根拠は?と聞くと、プロとしての判断、なんだそうです!!

おいっ!!

こんな発想がまかり通るのは、相手が弱い立場の外国人だからです。
これが学習塾や予備校だったら?
保護者面談の際、お宅のお子さんは~なんて説明しながら、その評価の根拠を求められた際、「プロとしての判断です!」なんて言おうものなら犯罪者ですよ(爆笑)!親が納得すると思いますか?いや、それ以前にお金を払って自分の子どもにそんな先生の指導を受けさせようなんて思いますか?
常識で考えましょう。生徒の実力を正確に把握しなきゃ進学実績なんて出せませんよ(爆笑)!いや、そんな話以前に「プロとしての判断」なんて言葉、口が裂けても言えません。
確かに、これまですんごい日本語教師とも出会ってきて、そんな先生の言葉なら納得するであろう学習者もいます。けど、こんな常軌を逸した発想を持ってたら一般社会じゃ狂ってるとしか思われず、相手にされないでしょう。
事実、ミミ―がデビューした日本語学校でも親が怒鳴り込んできた例がありました。
「なんでウチの娘がこのレベルのクラスなんだ!」って。
それに対し、日本語教師が1時間以上こんこんと説明しましたが全く納得しません。
当たり前ですよ。
その日本語教師が口にした説明は「プロとしての判断」とやらが背景にあって、データを見せて説明するという常識を無視したからです。
納得するわけないじゃないですか(爆笑)!
日本の恥ですから、こういうことは止めましょう。

こんな状況に、疑問をお持ちの日本語教師の方もたくさんいらっしゃると思います。

それで、
ミミ―が進学実績を出したときは、徹底的に「正しい評価」にこだわりました。
日本語教師が「この学生はできる!」と言っても全く信用せず、必ず現実を見るようにしました。
また、「この子は英語ができる!なぜなら今、英語の塾に行ってるからだ」なんて平気で口にする日本語教師もいましたが、その話も全く信用せず、とにかく「数字」として学習者の実力を把握しなければ全く意味がない、という受験業界の常識中の常識にこだわりました。
これって、「先生」なら常識だと思いますし、これが「プロとしての判断」だと思うんですが。
検査データも見ず「プロとしての判断だ!」なんて訳の分からないことを言いながら診察する医者、いないでしょ?そこを批判されると「侮辱だ!」なんて発狂する方、いないと思ってましたが日本語教師をなさる方にはかなりいらっしゃいます(笑)!

相手が弱い立場の外国人だからってやりたい放題ですね(笑)!!


今日、外国人留学生から質問されました。
それは簡単にいうと大学入試の小論文は、デス・マス表現かダ・デアル表現かという質問でした。
実績を出してきたミミ―は、必ず「デス・マス」で書くように指導します。
でも、日本語教師は、本に書いてあるとおり「小論文は常体だ!」と激しく主張します。
今日のこの場合も、不安に思った留学生が他の(在職年数が長いだけで実績がまったくない)日本語教師に質問し、全く同じことを言ってミミ―の説明を否定したそうです。
うん。
自分の頭で考えられないんですね、この先生は。
質問してきた留学生は大学に合格したいんです。
「デス・マス」から日本語学習に入った留学生に、いきなり不慣れな常体で文章を書かせようものなら、試験本番で失敗するリスクが非常に高くなります。だったら、敬体で構わないからとにかく相手に伝わる日本語で書くように指示するのが結果を出す指導です。事実、ミミ―が出した実績の留学生たちには、全員、敬体で書くように指示してきました。さらに言うなら、文型も「みん日」に出てくる初級レベルで構わない旨、指導して結果を出してきました。
うん。
そこら辺、「プロとしての判断」なんて平然と口にする方には理解できないようです。

あ、誤解されないようにお話しますが、確かに「プロ」という言葉の解釈は人それぞれです。お金をもらって何かをするのが「プロ」と考えるような方もいらっしゃるようですが、ミミ―の考えはお金をもらって結果を出すのが「プロ」だと思っています。だって、乞食を「プロ」とは呼ばないでしょ?


ドラゴン桜って知ってます?



これに面白いエピソードが出てきますよ。
「おちこぼれ」と馬鹿にされている学力が低い受験生と、めちゃめちゃ学力の高いエリート受験生が、東大の英作文試験で対決するんです。でもって、漫画では「おちこぼれ」が勝つんですが、その理由って、受験業界じゃ常識なんです(笑)。
「おちこぼれ」は「おちこぼれ」だから、中学生が使うような初歩の英文法で自分の言いたいことを表現し、エリート受験生の方は自分の力を過信して、わざわざ高度な表現で自分の言いたいことを表現しようとした。結果、「おちこぼれ」が書いた英作文の方は正確に読み手に内容が伝わり、エリートの方は表現は高度だけど読み手に意味が伝わらず評価されなかった。
正にCEFRですよね(笑)!

同じこと。
外国人留学生が書く小論文試験なら、まずは文体よりも相手に伝わることが大事。
デス・マスで入った留学生なら、訓練を繰り返さない限り、不慣れな常体で文章を書かせるのはリスクが高すぎ(もちろん、常体の作文の方が上手な留学生なら別)。
失敗して訳の分からない内容になるなら、敬体で意味が伝わる文章にさせる。
うん。
これが受験で結果を出すって指導。
本に書いてある知識をそのまま伝えて否定されると発狂する方を「先生」と呼ぶのは如何なものか。


日本語学校の抹消基準が出され、その標準とやらを文化庁が検討しているけど、それ以上に、やっかい、というより大歓迎なのが日本語教師の『資格』を作ろうって話の方。
意外に思うかもしれないけど、今まで日本語教師って国家資格はなかったんだね。
それを国家資格にしようって感じで、その方向性は現在ある教育関係の資格に準じようって流れ。
うん。
大歓迎!
これが出来たら「プロとしての判断」なんてことを口にする方の多くが排除されることでしょう。

ミミ―は教職持ってるけど、大学で教職課程をとれば必ず言われます。
「評価を出すまでが授業だ!」って。
うん。その背景には「いい加減な評価を出すな」って思想があります。
受験業界では必ず言われます。
「正確な評価を出すのは当たり前。その後、結果を出さないとクビ!」って。
なら日本語教師は?
「あなたの日本語能力は高いです。根拠は私のプロとしての判断です!」
「日本語能力試験に合格しました。それは私の指導が良かったからです。」
「日本語能力試験に落ちました。それはあなたのせいです。」

一般の学校教育、一般の受験業界から見れば、本当に日本語教育って出鱈目なことやってるんだよ。
学生の能力評価からしてこんな感じですから。

http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_95/1419885.html

そこら辺ガンガン、メスを入れていってもらいたいですね!

日本語学校の皆さん、外国人差別は止めてください!
日本人に対してやったら訴えられるようなこと、しないでください!

世の教育業界は、2020年の大学入試改革、2022年の学習指導要領改訂へ向けて大きく変化しています。それに合わせ、行政側は日本語教育も変えようとしています。

はい。
変えてください。


♪ ヨーホー!


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