来週の授業でうさぎ団のいちみが企んでいる授業を紹介します。

ズバリ!
『地球の歩き方』です。
マスター・ミミ―が実際にやった授業を参考にアレンジして実施するようです。

【準備】
グループワークとして教室内に島を作ります。
グループは国籍ごとに分けます。
グループワークでは、グループに分けたら、必ずリーダーと書記を決めておくのがポイントです。
そして、まずは授業の目的と進め方の説明です。
説明前に『地球の歩き方』を配ってしまうと人の話を聞こうとしませんから(笑)。

説明は、
『グループワーク』であること。
相談は『母国語でもいい』こと。
手元のモバイル端末を使用してよいこと。
等々です。
その後、ワークシートと『地球の歩き方』を配布します。
驚くなかれ!
『地球の歩き方』を見たのも初めてなら、存在すら知らない留学生がいます。
…って、当たり前なのかもしれませんが。

予算的に『地球の歩き方』は1人に1冊は厳しいですので、4~5人に2冊というところでしょうか。
Amazonの中古、或いは、ブックオフ、日本語教師から譲り受けるなりすると安く済みます。
『地球の歩き方』に加え、るるぶ系のガイドブックも良いでしょう。

【開始】
始めのうちは興奮しながら中身を見ていきます。
母国語であれやこれやとはしゃぎ始めます。
しかし、そのうちリーダーを中心に話し合いが始まります。
彼らの『ナショナリズム』が刺激されるのでしょう。
勝手な話やゲームを始めるような学生は一人もいません。
ミミ―のクラスでは、ベトナム人グループが2班になりました。
けど、面白いですね。発表は、全く違うものになりました。
1名しかいない国籍の学生はもちろん独立させて作業させたので、グループは7~8個になりました。

ワークシートを仕上げる形で進めさせるのですが、そのうちエスカレートしていくと、模造紙、写真などを使いたがります。
あらかじめ用意しておくのも良いでしょう。

前半の90分、めい一杯使って準備させたのですが、あっという間に時間が過ぎてしまい、延長を求められたくらいです。
後半の90分、発表させたのですが、時間的に難しい状況でした。
まず質疑応答で激しく盛り上がり、90分で3~4グループしか終わりませんでした。


授業が終わると、『地球の歩き方』を欲しがる留学生がたくさんいます。
「自分でお金を払って買ってね!」と言いながら回収しました(笑)。

日本人観光客だけでなく、留学だろうがビジネスだろうが、日本人が海外へ行くとき、大勢が『地球の歩き方』を携帯します。
その本を見ることで、自分たちの国へ訪れる日本人がどのようなところへ行こうとするかもわかります。
非常に関心を持って参加してくれました。


逆に、私たち自身も、海外へ行った際、この手の本の日本版が現地に売っていたら、買ってくると面白いでしょう。


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