シラバスを作るとき、どんな順番で作りますか?
ある教科書のシラバスをゼロから作ろうとしたら、シラバスを作ってから教案を作るか、はたまた教案を作ってからシラバスを作るか、人それぞれのようです。
けど、私はまず先に教案を作ること(教材研究)をお勧めします。
それを喩えて、私は『斥候』とか『偵察』、『探検隊派遣』と呼んでいます。
それを喩えて、私は『斥候』とか『偵察』、『探検隊派遣』と呼んでいます。
その教科書をひとつの海として考え、まずは教案を作ってみて、その海に潜む危険やお宝を記す、いわば『海図』を作ることから始めます。『海図』を作るため、まずは教案を作って、その海(教科書)の全体像を把握するのです。
みんなの日本語を極めたら、Can-do 系の教科書なんてどうでしょうか?
実際、手にし、教員用の指導書も読み込み、自分が授業をするならどんな風に展開するだろうか?そんなことを考えながら進めます。ベテランなら、その教科書の背景まで知っていて、教案を作る際も、その海(教科書)に隠れる『浅瀬』や『お宝』を見逃さないでしょう。ベテランなら、その海域(各課)を通過するのにどれくらいの時間がかかるかも予測できるでしょう。
そうやって教案を作り、その海(教科書)の全体を把握します。
その海図が完成したら、いざ!『航海計画』です。
その『航海計画』こそ、シラバスを指しています。
実際、手にし、教員用の指導書も読み込み、自分が授業をするならどんな風に展開するだろうか?そんなことを考えながら進めます。ベテランなら、その教科書の背景まで知っていて、教案を作る際も、その海(教科書)に隠れる『浅瀬』や『お宝』を見逃さないでしょう。ベテランなら、その海域(各課)を通過するのにどれくらいの時間がかかるかも予測できるでしょう。
そうやって教案を作り、その海(教科書)の全体を把握します。
その海図が完成したら、いざ!『航海計画』です。
その『航海計画』こそ、シラバスを指しています。
その海の海図(教案)があれば、どのルートで目標まで船を進めればいいのかが分かります。
日本語学習者のレディネスやニーズを把握し、『航海計画(シラバス)』を立てることが出来ます。
ある程度、経験を積み、極めたベテランなら、誰かが作った航海計画を見て、その問題点や最良のルートを見出すことも出来るでしょう。航海計画を見るのもとても勉強になります。
こんなふうに、教科書を『海』に、教案を『海図』に、シラバスを『航海計画』に喩えたりしています(笑)。
こんなふうに、教科書を『海』に、教案を『海図』に、シラバスを『航海計画』に喩えたりしています(笑)。
最悪なのは、海図も持たずに航海計画を立てることです。
言い換えるなら、ろくに教案も作らず(教材研究もせず)シラバスを組み立てて授業を進めることです。船が難破したり沈没しているのに気づかず無視して船を無理やり進めれば難破もするでしょう。海図も航海計画もなければ船が沈没…する前に、乗ってる人間(学習者)たちから愛想をつかれることでしょう。
言い換えるなら、ろくに教案も作らず(教材研究もせず)シラバスを組み立てて授業を進めることです。船が難破したり沈没しているのに気づかず無視して船を無理やり進めれば難破もするでしょう。海図も航海計画もなければ船が沈没…する前に、乗ってる人間(学習者)たちから愛想をつかれることでしょう。
今まではよくても、今後は抹消基準に引っかかります。
ここら辺、理解いただけない方がたくさんいらっしゃるようで、教案を書いて出すように言うと、不満たらたらの方がいらっしゃいます。
お断りですね。
こんな方に船を任せられません。
巷では『日本語学校告示基準』なんてのを研究なさっている勉強会とかあるようです。
私もそれなりに研究しましたし、講演や勉強会にも参加したことがあります。
そこでの率直な感想はただひとつ、
当たり前だろ!
です。
当たり前だろ!
です。
歳も重ねてくると、時々、良い学校、良い先生について聞かれることがあります。
その際、必ず言うことは
「日本人に同じことをやったら学校がつぶれるようなことはしないでください」
「お金を払って自分の子どもをこの学校に通わせたいか、考えてください」
「あなたの大切なお子さんに、お金を払ってまで、あなたの授業を受けさせたいですか?」
「外国人差別は止めてください」
ってことです。
極めて当たり前のことだと思うのですが、現実はそんなことすらわかっていない方が沢山いらして困ってしまいます。なぜこうも外国人差別が好きなんでしょう。まぁ、だからこそ法務省・文科省が『教育の質の担保』を求めてきたんでしょうが。
悪質日本語学校抹消基準が出ました。
こちらでも散々アップしているとおり、CEFRのA2レベル到達者70%以上です。
しかし、その評価については未だ曖昧です。
ただきちんと学生の能力を把握する必要があるのは間違いなく、それが抹消基準に反映されています。まぁ、曖昧な部分は年度内にはっきりするでしょうが…。
この話についてこんな↓こと言う人もいます。
「日本語学校は学習塾や予備校と同じ扱い。ここまで成績管理を求めるのはおかしい」
「一般の学校とは違い、塾や予備校と同じ扱いなんだから、ここまで徹底しなくてもいい」
この人たち、思いっきり勘違い!…っつうか、世間知らず過ぎ(笑)。
予備校や学習塾の方が一般の学校より、はるかに成績管理が厳しいですよ。
もちろん管理するのは知育の部分ですが、学校なんかと比べられないほど細かく成績管理をしています。だって、そうしないと志望校に合格させられませんから(笑)!!『モギシケン』って奴があってそれを受験させたり、中には週例テスト、月例テスト、実力判定テスト、到達度テスト等々、あらゆる名称で試験を行い、受験生たちの実力をチェックしています。
もちろん管理するのは知育の部分ですが、学校なんかと比べられないほど細かく成績管理をしています。だって、そうしないと志望校に合格させられませんから(笑)!!『モギシケン』って奴があってそれを受験させたり、中には週例テスト、月例テスト、実力判定テスト、到達度テスト等々、あらゆる名称で試験を行い、受験生たちの実力をチェックしています。
いや、もっとすごい!!
2020年の教育改革、特に英語4技能対策のため、タブレット端末で英語の発音チェックが出来るアプリ等開発して、それで成績管理してます!
日本語学校の告示校抹消基準って、それくらいやれってことじゃない?
だって、日本語学校を名乗ってるんだから。
ってのがうさぎ団の結論です。
うん。
うん。
じゃぁ、不満タラタラの日本語学校の現実は?
4技能試験に対応していない日本語能力試験(JLPT)をいつまで崇め奉るんでしょうか(笑)。ニーズがあるってだけで、これだって文化庁の動きを見る限り消滅するか改訂するしかないでしょう。その時、どうするつもりでしょうか?
…なぁ~んて上から目線で言ってられる場合じゃありません。
私だって他人事ではありません(笑)。
一応、『特定技能1号』の申請の『日本語能力』の基準「ある程度の日常会話ができ~…」ってやつを証明できる評価方法を作っています。
出来たらこちらにアップしますね!
出来たらこちらにアップしますね!
作っているのは、ベテランたちです!
教材の教案(海図)なんて全て頭に入っていて
シラバス(航海計画)なんてなくても授業(船)を進められる。
あらゆる海を自由自在に船を操り航海できる!
あらゆる海に神出鬼没!
そんな日本語教師を『うさぎ団』はこう呼んでいます。
『海賊』!
と。
因みにロールプレイの達人を『魔女』なんて呼んでます(笑)。
皆さん、海賊を目指してみてはどうでしょうか?
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