パンダちゃんが中国に帰国しました。
寂しいですよね。
以前、とある知人(日本人)と言い合いになったことがあります。
それは、
『何で日本で生まれたパンダを返さなきゃいけないのか!』
だの、
『中国は、パンダで商売している!』
だのでした。
日本語教師と言う仕事柄、外国人留学生と接し、その中には中国人留学生もいます。そのため、日本人1個人の中国に対する不満を日本語教師にぶつけてくる方がたまにいます。少なからず日本語教師をやっている方なら経験があるでしょう。
そう。例にもれず、私も経験者です。
中国と言う国、文化、習慣、政治、経済、そういったものに対する個人の見解は様々です。見解以前に好みの違いや印象の違いは誰にでもあることです。けど、中国人1個人となると別次元のお話です。いい加減『〇〇人は全部〇〇だ!』だのと言った考えは捨てるべきでしょう、というより、まともな人間からは誰も相手にされないでしょう。ロシアがウクライナに侵攻したからと言って、ロシア人すべてがプーチン崇拝者ではないのは、よほどの馬鹿でない限り理解できると思います。
上記に関し、やっぱ面白い経験があります。十数年前に受け持ったクラスにいた韓国人が、日本の某首相の失言を指摘し、私を責めたことがあったのです。
その際、私はその首相のことが大嫌いで支持していない旨を話すと、とある韓国人留学生が食って掛かってきました(笑)。『この首相を選挙で選んだのは日本人だ、だから、先生にも選んだ責任がある!』と言って私は日本人代表として(苦笑)責め立てられました(笑)。
当時の韓国人は、どうも日本人が韓国について何も知らないかのように考えがちでしたので、このような話を堂々と主張する傾向があったようですが、残念ながら私は違っていました。
『内省的実践家』を目指す私としては、自分のクラスに在籍する学生の出身国については、かなり勉強して授業に臨みます。
そこで、その韓国人留学生に、当時の韓国政財界の腐りきった癒着と出鱈目な政治を指摘し、『私自身が日本の首相を選んだ責任を負わなければならないと、今あなたは指摘しました。その理屈で言うなら、今の狂った韓国政府と、この腐りきった韓国大統領を選んだのは、あなた方韓国人です。つまり、あなた自身にも当然、責任がありますよね?』
『内省的実践家』を目指す私としては、自分のクラスに在籍する学生の出身国については、かなり勉強して授業に臨みます。
そこで、その韓国人留学生に、当時の韓国政財界の腐りきった癒着と出鱈目な政治を指摘し、『私自身が日本の首相を選んだ責任を負わなければならないと、今あなたは指摘しました。その理屈で言うなら、今の狂った韓国政府と、この腐りきった韓国大統領を選んだのは、あなた方韓国人です。つまり、あなた自身にも当然、責任がありますよね?』
そう。
こういう反論をすると決まって発狂し『日本人は戦争中、韓国にひどいことをしたではないか!』と怒りだす韓国人がいるのですが、これが前述の例と同じです!こんな訳の分からない韓国人だけじゃなく、そうじゃないまともな韓国人も大勢いて、こんな訳の分からん主張(なんでもかんでも日本人は悪!)をする同胞(韓国人)にうんざりしている韓国人も大勢いるんです(…って、実際に会ってきました)。
さて、パンダの帰国。
きちんと勉強しましょう。
パンダはワシントン条約で国境を越えることを禁じられています。
国境を越えて売買されることが禁じられています。売買どころかプレゼントすらできません。
それくらいは小学生でもわかるようなものですが、では、上野にいるパンダは?
あれは研究用のサンプル、実験動物として日本に来ているのです。海外のサーカス団が来日する際、在留資格は『興行』でしょうか、サーカスに登場する訓練された動物たちも来日します。その動物たちと同じ扱いで、パンダは研究用に『在留』しているだけなのです。
それを日本にあげちゃったら?
当然、中国が世界から非難されるでしょう。
当然、中国が世界から非難されるでしょう。
かつて、パンダ外交と称し、パンダを海外にあげまくった前科(?)もあり、そこら辺は慎重です。
レンタル料が高い(笑)?
レンタル料を払っても余りある『儲け』を、研究用のサンプル動物を見世物にすることで稼いだじゃないですか(笑)!今回のニュースに出てくる一般の人たちが身につけているパンダグッズの売り上げだけじゃ飽き足らず、まだ稼ごうってんでしょうか。
まぁ、パンダの帰還を大々的にニュースにすれば、またボロ儲けってところでしょうが。
まぁ、パンダの帰還を大々的にニュースにすれば、またボロ儲けってところでしょうが。
様々な異論や思いがあるでしょうが、先ずはきちんとした背景から理解する必要があるのは何ごとも同じです。なぜそんなことをするのか疑問に思ったら、しっかりと勉強しましょう。
いや、それ以前に、マスコミがちゃんと報道すべきでしょう。
…ってちゃんと報道するより情に訴えた方が視聴率が取れるんでしょうが。
とりあえず、私は四川省・成都動物園に行ったことがあります。
その時は、22頭(数えませんでしたが説明にありました)の大人パンダと赤ちゃんパンダがコロコロしていました。
ただ…これも個人の好みの違いでしょう。
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