そもそもなぜ日本語教育の質の低下が起きたのでしょうか?
それはいたって簡単だと思います。
「日本人なら誰でも日本語が教えられる」程度の認識を社会が持っていたからでしょう。
何となく、何か方法があるんだろうなぁ~程度の認識はあるでしょうが、完全に見下し、舐め切っているのは非常に感じます。
その意識が、日本語教師自身にもあって、散々、日本語教師養成講座で訓練され教えられても、そのスキルを全く使わずにいい加減な授業をして来た、在職年数だけが長い日本語教師たちが、新しく日本語教師を目指す人材にも悪影響を与え、全体的に質の低下が起きたんだと思います。

全く意味のない知識やスキルを教えたりしないのにね。

分かりやすい例で言うなら、日本語教育能力検定試験の問題Ⅱ。
この試験に合格しようとした人たちなら分かるとおり、必死に耳を慣らすんですよね、この問題のために。
だから、勉強したてのころは、ちゃんと外国人の発音のどこがおかしいのかちゃんと判定できた。
けど、現場に出て、現場がいい加減だと、せっかく身につけたスキルを使わずに時が経っていく。
すると、その現場のいい加減なレベルと同水準へと質が低下していく。
留学ブームの際、留学生は儲かるって聞いて、いい加減な気持ちで日本語学校を始めたり買収したりした個人や法人たちがこの傾向を更に加速させた。

だったら、あんたちゃんと日本語を教えてみろよ!
…と言いたくても、見本となるちゃんとした日本語の授業が行える人間がいないもんだから、見本を見せることすらできない。
まぁ、見せたところで何をやっているのかなんて理解できないでしょうが。


まず、日本語教育について何も知らない人間が経営なり主導権なりを握っているような学校は潰れるでしょう、というより潰さないと、いい加減、国際問題でしょう。




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master mimi