気がついたらGWでした、というより、このブログ更新をサボってうさぎさんに任せてました（笑）。
　皆さんの勤め先は如何でしょうか？

　コロナのせいで、閉校、倒産する日本語学校が相次いでいる話しは聞いています。何せ、外国人が入ってこられないのですから。でもって、ここんところ、この話題がニュースでお目見えするようになりました、が、やっぱウクライナ情勢でしょうか。

　何にせよ、このまま行けば今月中旬ごろには留学生の来日が通常に近づくとのことで、また忙しくなることでしょう。と同時に、このサイトでも扱ってきましたが、日本語学校の『類型化』も進んでいくことでしょう。

　日本語学校（法務省告示校）にお勤めの皆さんに聞きたいのですが、法務省から緊急アンケートらしきもの、来ました？就労、進学に関する留学生の実情調査みたいなやつ。

　はい。

　まずはこれまでの経緯をおさらいしましょう。

　バブル前に留学生10万人計画が掲げられ、その際、留学生にアルバイトの機会を与えるという方針も出されました。それで留学生を集めようとしたんでしょう。ところが、その後のバブル経済が始まり人手不足が深刻化し、そこへ海外マフィアや日本の反社会的勢力が絡んできて、バックドアから出稼ぎ不法就労者が入国してきました。

　それに対し、法務省（入管）は締め付けを行い、きちんと在留資格取次機関として認められた法務省告示校を通さないと在留資格『留学』は出さない、としました。その法務省告示校の監視機関として『日本語教育振興協会』が設けられたのですが、監視機能を果たさず、むしろ、不法入国のお目こぼしをするような事態となり、ブチ切れた法務省（入管）は、以後、『日本語教育振興協会』をシカトするようになりました。

　それについて、民主党政権下の『事業仕分け』の際、暴露されてます（笑）。

　なんで自民党はこういうのをやらないんでしょうかね（笑）。

　で、法務省（入管）は、この日本語教育機関、日本語学校（法務省告示校）が海外の仲介とつるんで、偽造書類を出しているのなんて知ってるんですよね。その証拠に、いろんなところに「インチキしても自分の首を絞めるだけだぞ」みたいな言葉（説明）が書いてますし、過去の状況からも分かります。けど、疑う理由（口実）が見当たらない偽造書類は審査を通さざるを得ない、それを通って就労目的の偽装留学生が来日してくる（サイドドア入国）、こんなのを前に、法務省（入管）は日本語学校の浄化を常に目指してきました。それらは、その後の締付にも反映しています。

　日本語教育に関する日本語教師の資格を決めるのは文科省（文化庁）です。しかし、教育の質を決めるのが文科省（文化庁）であって、それらに対して在留資格取次機関の資格を与えるのは、あくまでも法務省（入管）です。

　今の流れでは、年末までの『省令・政令の措置』の段階で、文科省（文化庁）は「類型『留学』認定機関は、必ず国家資格保持者『公認日本語教師』を配置すること」と言ってくると思います。それに対し、法務省（入管）は「在留資格『留学』取次機関は、類型『留学』認定機関に限る」って言ってくることでしょう。

　そうなったとき、皆さんの日本語学校（法務省告示校）は生き残れますか？

　そう。

　ろくに日本語も知らずに、ろくにダイレクトメソッドも出来ないのに、養成講座を出ただけで、身につけた知識もスキルも一切無視して適当にやってきた日本語教師、在職年数だけで教務主任になった日本語教師、そんなのが試験を受けて（試験②は実務経験者も必ず受ける）公認日本語教師になれますか？今度の教務主任は『日本語教育コーディネーター』となります。そんなスキルがありますか？

　ここら辺、ご存じないのかいい加減なのか騒がないんですよね、…っつうか、コロナで留学生が入国できないことにばかり集中してないで、そろそろ先のことを考える時でしょう。

　偽装留学生という形でサイドドアから入国して来た「単純労働移民」たちが、正面（フロントドア）から堂々と入国できるようになる（なった）んです（特定技能）。当然、まともな留学生を受け入れることが出来る日本語教育機関は、まともな日本語学校しかダメ（入管）、というより、ダメとか以前に生き残れないでしょう。

　https://news.yahoo.co.jp/articles/09addb59496966fc295cd4a5bd3cf16cc996b7c8
　こういう学校もろとも、潰されないようにしましょう。


　我々、うさぎ団は、この変化を必死に潰そうとするのではなく、この変化を受け入れ、向上心・向学心をもって自らを進歩・成長させていくことを目指し、且つ、同じ考えをお持ちの日本語教師を応援します！

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