8月になりました。
8月、日本人の大学受験生たちは様々な大学のオープンキャンパスに参加します。
そこで志望大学を決定します。
そこそこ成績が出ているなら、既に志望大学が決まっていて、最終段階に入るはずです。

1年で最もオープンキャンパスが多いのが8月です。
特に、明日3日(土)と明後日4日(日)が最もオープンキャンパスが集中しています。
どの大学も受験生でにぎわうことでしょう。

では、外国人留学生はどうでしょうか?
日本の大学に進学を考える外国人留学生なら、必ず行かせるようにしましょう!
なぜなら、外国人留学生は、特別選抜入試で選抜されるからです。
…って、この名称もシステムも来年になれば大幅に変わりますが。

特別選抜入試とは、一般入試と違い、絶対評価で選抜されるのが基本です。
いわゆる日本人が受験する推薦入試や一芸入試と同じ枠で募集されます。
日本人の推薦入試を考えてみればお分かりになるかと思いますが、推薦入試って、戦いは既に始まっていて、9月から本格的な(校内)選抜が始まり、12月には合否が決まっている入試です。

外国人も特別選抜入試なら?
当然のこと、同じスケジュールで動かなければなりません。
ここらへん、勘違いしている留学生、及び、日本語教師がいるようです。
その勘違いの最大の原因は、日本留学試験(EJU)日本語能力試験(JLPT)も、それぞれ11月12月に試験があるということです。11月にも12月にも試験があるなら、それを受験して大学進学すればいいじゃないかと考えてしまいます。けど、特別選抜入試ですから、

11月の日本留学試験(EJU)も、
12月の日本語能力試験(JLPT)も、
外国人留学生の大学進学に使うには
遅すぎるのです!

11月12月の試験結果が出る頃には、特別選抜入試は終わっており、世間は一般入試モードに入っています、って、くどいようですが日本人の大学入試を見てください。年末年明けに推薦入試を探す馬鹿がどこにいますか?もちろん、特別選抜入試の合格者から入学辞退が出た分の空席を埋めるための2次募集2期募集の類がありますが、非常に狭き門ですし、昨今の流れから定員オーバーを避けるため、大学側が募集を絞る傾向にあります。
まぁ、30万人計画達成で留学生受け入れに締め付けが入ってますから、留学生の数自体少なくなり、大学側も募集活動に必死になるでしょうが…。ぶっちゃけ、お金さえあればそこら辺の『ビザ取り専門学校』より(選ばなければ)大学合格の方が簡単なご時世ですしね。


そんなわけで、外国人留学生に大学進学を目指させるなら、8月中に志望大学、気になる大学のオープンキャンパスへ必ず参加させ、志望理由書のネタ、面接試験で答えるネタを仕込ませるようにしましょう!



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