最近、関東地方では雨の日が多いです。
今週になって、梅雨明けと猛暑日になるとか言ってたと思ったら、台風騒ぎです。
ひとによってそれぞれなんでしょうが、いいかげん雨の日が続くと嫌になりますね。
特に、普段、自転車やバイクを使用なさっている方にとっては。
そう。
多少雨が降っていてもちょっと無理して自転車で移動してしまいます。傘を差しながら移動する方もいれば、最近では自転車のハンドルに傘を取り付ける器具もあるようです。
そんな事情は日本にいる外国人留学生でも同じで、傘を差しながら自転車を乗る留学生もたくさんいます。そんな留学生が起こしたトラブルをご紹介します。
傘を差し、傘を前に傾け、前方不注意で横断歩道を渡りました。
危ないから止めましょう!!
危ないから止めましょう!!
すると案の定、自動車にぶつかったそうです。
停止線を守らない車なんて日本にでもいますから。
まぁ、他の国に比べたら守る率が高い、という程度であることを教えましょう。
そして、もうひとつ。
これは傘をさすささないに関係ないのですが、たまたま傘を差しながら自転車に乗り、雨をよけて傘を前に傾け、前方不注意で横断歩道を渡っていた留学生の話しです。
当然、彼女も前を見ずに走るのはヤバいと思ったのでしょう。
それで、「そこをどけ!」とばかりに自転車のベルを鳴らしながら走ったのです。
音を聞いて歩行者がよけてくれると思ったらしいですが、日本では厳重注意です。
案の定、歩行者から怒鳴られたそうです。
その怒鳴られたのがまったく理解できないと怒っていました。
この手の話をする留学生には、まず自分たちの国とちゃんと比べるよう話します。そして、それはこれまでの記事で言ってきたような「赤信号は止まらなければならない」ということは世界共通だ、というレベルではありません。あくまでも「程度の差」であることです。
まず、日本をよく観察して自分たちの国と比較するよう指導します。彼らの国、東アジアの国々を旅行すればわかりますが、自動車やバイクはガンガンクラクションを鳴らしています。クラクションを鳴らし「そこをどけ!」とばかりに走っています。自転車も同じです。何もしなくても相手がよけてくれるなんて始めから考えず、とにかくベルをガンガン鳴らしながら歩行者をどけさせます。
では日本では?
どこで鳴らしてるのか。
…なんて話をすると、「いや、大阪はベトナムの交通渋滞並みにクラクションを鳴らしてる!」と主張する大阪出身の日本語教師の方がいましたが、そういうことならとりあえずこれは東京の話しと言うことにしてください。
そう。
東京の街は、騒音こそうるさいですが、クラクションなんぞめったに聞きません。自転車のベルも、申し訳程度、注意喚起程度にしか鳴らしません。それを、アジアの途上国の交通事情並みにガンガン鳴らしながら走れば、周囲から怒鳴られる以前に、警察を呼ばれることでしょう。
交通標識を教える際、クラクションを鳴らして注意喚起しなければならない標識(警笛ならせ)も紹介し、こんな話をしてやります。
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