新しい総理大臣候補が決まったようですね。
公認日本語教師に関し、いろいろと動いていますが、今回の自民党総裁選によって誕生するであろう岸田内閣での閣僚によっては、またドタバタするんじゃないかと感じています。
菅内閣継続で、萩生田文科大臣のままじゃないかって考えてた感があるミミーにとっては、大きな出来事だと思っています。

ただ、はっきりと言えることは、日本語教師は専門職であり、高度な専門性が要求される職業だということです。

例えば、日本語教師養成講座を出たばかりの先生、運よくちゃんとした教務、教務主任に出会えれば、どんどん成長し、ちゃんとしたスキルを身につけることでしょう。けど、そうでない、いい加減な教務や、在職期間の長さだけでなった教務主任のいるようなところでは、飛躍など全く望めないでしょう。
そして、結構、盲点になりがちですが、大学・専門学校等で働いている日本語教師の方です。

タテマエとは言え、大学・専門学校に進学してくる外国人留学生は、日本語能力試験N2以上、或いは、N2相当の日本語能力を持った外国人です。つまり、それなりに日本語が通じる外国人留学生たちです。ですから、日本語を教えるのにダイレクト・メソッドなど必要としません。間接教授法で、中上級の小難しい日本語や、複雑な日本語を指導するのが授業です。そんな場所に養成講座出たての先生が日本語教師として就職したら?せっかく学習したダイレクト・メソッドのスキルを磨くことなく歳月が過ぎ、気がついたら忘れていた、なんてことになるでしょう。

だからこそ、公認日本語教師になるなら、例外なく試験と教育実習を受けろ、ってことになるんです。

そこらへん、ちゃんと分かっている方に文科大臣になってもらわなければ、この改革は骨抜きになるでしょう。日本語教育6団体が猛烈にプッシュする政治家が大臣にでもなろうものなら、選挙のためにそうするでしょう。

そうなったら?

お終いですよね。

日本語教師を採用する時、模擬授業で何を見てますか?
私はダイレクト・メソッドのスキルを見ています。
私もしごかれましたから、先輩日本語教師たちに。
ダイレクト・メソッドって、学習しただけじゃダメなんです。何年も磨いていって、初めて使えるようになるんです。一人前になるには3年かかる、なんて言われてました。

その期間を、文化庁は『初任』と呼ぶことにしたようです。


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master mimi